新幹線切符をよりお得に買う方法3選「1万以上安くなる場合も」

交通

新幹線で長距離移動を往復する場合、事前に「行き・帰り」の乗車券を購入することで割引が適用されます。

事前に往復のご予定が分かってるなら往復割引も良いのですが、実は更にお得な乗車券もあります。

詳しくは本文で。

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新幹線の往復割引が適用される条件

新幹線の乗車券を購入する際、キロ数が片道600キロを超えると往復割引が適用されます。

乗換案内などで、目的地までの駅を入力すれば距離がわかりますが、一例として主な新幹線の600キロ超えの距離をザックリですが載せます。

東海道新幹線 東京~姫路(601km)
山陽新幹線 新大阪~筑後船小屋(601km)
九州新幹線 鹿児島中央~新倉敷(623km)
秋田新幹線 東京~大曲(610km)
東北新幹線 東京~二戸(601km)

この600キロ超えで割引が適用されるのは、JR各社の管轄が変わる場合でも条件が合致すれば適用されます。

乗車券購入前には距離が何キロなのか?一度調べておきましょう。

往復割引で割引になるのは乗車券

新幹線は在来線に対して「特急扱い」のため、乗車には


  • 乗車券
  • 特急券(自由席特急券or指定席特急券orグリーン特急券)

  • 乗車券の他に特急券が必ず必要。そして、往復割引が適用されるのは乗車券に対してのみで、特急券は割引になりませんので注意してください。

    尚、乗車券と特急券は同時に購入することも当然できますし、別に購入することも可能。

    参考
    特急券 購入日当日のみ有効
    乗車券 101~200km(2日有効)・400kmまで(3日有効)・600kmまで(4日有効)・800kmまで(5日有効)・1,000kmまで(6日有効)

    ※1,000km超は200kmごとに1日加算

    往復割引は1割引

    片道の距離が600キロ以上で、行きかえりの乗車券を購入すると1割引きになります。

    <たとえば>

    東京~秋田間の往復(片道662.6km)の場合、片道運賃が10,010円で1割は1,001円となりますが端数切捨てで1,000円が片道の割引。

    往復となると10,010円×2=20,020円-2,000円で、18,020円が割引後の乗車券となります。

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    往復割引きっぷはいつ購入する?

    購入するタイミングはアナタの好きな時で大丈夫です。

    乗車日当日でもいいですし、乗車日の1カ月前から購入することも可能ですのでお好きな時にお求めください。

    往復割引切符を買えるところ
  • JR各社HP
  • JR各駅の指定席券売機
  • みどりの窓口
  • 分かりやすい手段としてはJRの「みどりの窓口」で購入すると対面対応なのでわかりやすいです。

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    ただ、最近はみどりの窓口が縮小傾向のため、これまで利用できた駅でも閉鎖されてる場合がありますので注意してください。

    主要な駅にはまだまだ残ってますが、営業時間の短縮などもありますので、事前に時間を調べておくと良いでしょう。

    往復割引きっぷ購入の際の注意点

    必ず「行き・帰り」の切符を同時に購入する必要があります。

    行き・帰りをそれぞれ別に購入すると割引になりません。

    間違って購入した場合

    乗車前であれば払い戻しが可能(払い戻し手数料220円)ですので、余分な切符は払い戻しをしましょう。

    途中駅の下車は切符によっては可能だが注意点も

    (自由席・指定席・グリーン)特急券 途中下車して改札を出たら無効
    乗車券 距離が101キロ以上の乗車券であること
    有効期間内であれば改札外に出られる
    今来たルートを戻るのはNG
    ※切符が100キロ未満の場合は途中下車不可

    新幹線の場合、途中駅で下車して改札外に出ることは「きっぷの種類」によっては可能。

    乗車距離が伸びれば伸びる程、きっぷの有効日数が増えるので、その期間内であれば改札外に出られます。

    但し、新幹線乗車に必要な特急券は改札外に出た時点でアウトですので注意してください。

    往復割引以外で安くする方法

    新幹線の往復割引は1割引きですが、実はそこまで安くありません。

    往復割引よりも更に安くする方法としては次の3つの方法があります。

  • 新幹線+ホテルがパッケージになった「日本旅行」の宿泊セットプラン
  • EX予約
  • スマートEXサービス
  • 新幹線+ホテルがパッケージになった「日本旅行」の宿泊セットプラン

    仮に「東京~広島」まで往復するとした場合、

    <東京~広島:片道894.2キロ>
    乗車券:11,880円(往復割引1,180円が適用され10,700円×2=21,400)
    座席指定特急席:7,880円(行きかえりで15,760円)
    合計:37,160円

    往復割引適用しても約37,000円の他に、現地で宿泊を伴うなら+6,000円~10,000円程加算されると4万は超えます。

    その点新幹線往復パックであれば、行きかえりの新幹線+宿泊がついて更に安くなります。

    時期や区間にもよりますが、同じ条件で「東京~広島」まで(一例)だと、新幹線の往復とホテルがパッケージされて、29,900円~と7,000円程安い上にホテルまで付いてきます。

    もしも日帰りではなく、宿泊を伴うならば新幹線ホテルパックが最も安くお得な手段といえます。

    その他の割引

    新幹線でも東海道山陽新幹線に乗車の場合、スマートEXやEX予約などの割引サービスもあります。

    スマートEXサービス

    年会費0円で利用可能で、通常の乗車券が200円割引になります。

    往復乗車の場合であれば、往復割引で1割引き+200円の割引なので、往復割引よりはほんの少しだけお得ということになります。

    エクスプレス予約

    エクスプレス予約は年会費1,100円かかりますが、常に会員価格で乗車できます。

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    早期割引であれば、東京~新大阪が2,480円(片道)お得ではありますが、新幹線+ホテルパックと比べてしまうとお得度は減ります。

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