新幹線指定席を乗車当日に変更できる?乗り遅れた時の対処も解説
新幹線の指定席を乗車当日に変更したい場合、条件次第で変更可能なケースとNGなケースに分かれます。
指定席列車乗車前 | 1回に限り無料で早くする・遅くすることが可能 |
2回目以降は手数料が発生 | |
指定席列車の発車後 | 特例措置として、乗車日当日の後続の自由席に乗車できる |
変更不可のケース | 旅行会社のパッケージツアー・金券ショップで購入のチケットなど変更できない乗車券もあるので注意 |
新幹線の指定席券の時間変更は条件を満たせば可
予定していた仕事が急に早く終わり、早めの新幹線に切り替えたい。
本来乗車する予定だった新幹線の指定席の変更は、条件を満たせば可能。
- 指定席に記載された乗車時間「前」なら変更可能
- 変更は1回のみ可能
一般的には上記の通りですが、中には変更ができない種類のチケットもありますが、それは後述します。
新幹線の指定席券の時間変更は当日できる
当日でも新幹線の指定席券の時間変更は可能です。
- みどりの窓口
- インターネット
- 電話など
さまざまな手段で指定席の変更ができます。
新幹線指定席券の時間変更できる回数は1回
新幹線の指定席券の時間変更は、使用開始前(発車時間の前)であれば変更することができますが、時間の変更は原則として1回のみです。
1回目の変更は手数料なしで同じ種類のチケットで行うことができ、日付や時間の早める・遅めることも可能です。
2回目以降の時間変更は再購入する必要あり
指定席券の時間変更が2回目は無料で変更できません。2回目以降の場合は指定席券を払い戻してから再度購入する必要があります。
払い戻しできる場所 |
駅の窓口※きっぷ購入後すぐであれば券売機でも払い戻し可能 | |
払い戻し手数料 | 乗車券 | 220円 |
指定席特急券 | 列車出発日の2日前まで:340円 | |
出発日の前日から出発時刻まで:30% |
参考までに、旅行会社でクレジットカードで購入した場合は、その店舗でのみ払い戻しが可能です。
駅の窓口で取消証明を受け取り、それを持って店舗に行って払い戻しを行います。
参考:乗車券と特急券の違い
乗車券 | 列車を利用する際に必要なのが乗車券です。普段乗ってる山手線や環状線に乗るのをイメージすると分かりやすいです |
指定席特急券 |
新幹線や特急列車の利用時に必要なチケット。JRの特急・新幹線の予め予約した座席に座るためには指定席特急券が必要
|
自由席特急券 | 新幹線や特急列車の利用時に必要なチケット。JRの特急・新幹線で好きな座席(自由席)に乗車する場合は必要 |
因みに、新幹線は全ての列車が特急扱いとなるため、各駅に停車するタイプの新幹線であっても、駅をバンバン飛ばすタイプの新幹線であっても「乗車券+指定席特急券または自由席特急券」が必要になります。
新幹線指定席のでも変更できない場合
旅行代理店が販売している
など種類によっては、時間変更ができない可能性があります。
<例えば>
旅行会社で購入した切符は、乗車券ではなく「乗車票」という場合があります。
これは「マル契乗車票」と呼ばれるもので、〇の中に『契』の文字が書いてあるものを指します。
この場合、基本的に時間の変更はできません。※内容によって例外あり
格安チケットは安く座席を予約できる一方で、決められた日時のみという制限がありますので、購入時には考えた上で予約をする必要があります。
新幹線指定席に乗車できなかった時は後続の自由席に乗車可
新幹線指定席は、本来はその列車のみ使用できるのが原則。
救済措置として本来乗る予定だった列車に乗り遅れた時には、当日に限り後続列車の自由席に乗車できる特例があります。
但し、翌日になると指定席券は無効になりますので注意してください。
乗車予定よりも早い新幹線の自由席に、指定席券で乗車することはできません。
本来自由席利用には自由席特急券が必要となるため、指定席券では利用できません。
指定席券で、本来の列車より早い列車に乗った場合、状況によっては別途課金されるケースもあり得るので早い時間の新幹線を利用するなら指定席券の変更を行ってください。
指定席券で時間を早めるには予約変更する
新幹線の時間を早めたい場合、指定席特急券を自由席特急券に変更することはできませんので、時間を早めるには早い時間の指定席に変更するしかありません。
指定席券の時間の新幹線に乗り遅れた場合には当日の後続車の自由席に乗ることはできますが、これはあくまで特例として認められていること。
ですので、指定席と自由席の差額が返金されることもありません。
ただし、希望の時間の指定席が満席の場合、特別に自由席に変更することも可能ですが、時間を早める際には注意してください。
指定席に乗りたいなら:指定席特急券を再購入
指定席券の時間の新幹線に乗り遅れてしまった場合、当日の自由席には乗車できますが、後続の新幹線の座席を指定したい場合は指定席特急券を再購入する必要があります。
尚、乗車券は乗車距離に応じて有効日数が異なります(距離が伸びれば伸びる程、有効日数も増える)
後続の指定席に乗車する場合は、乗車券の有効日数を確認の上「指定席券」を新たに購入すれば新たに指定した列車に乗ることができます。
新幹線指定席の時間変更する方法は3つ
みどりの窓口
変更手続きは、みどりの窓口で行うことができますが、窓口がない場合は、駅の窓口に行く必要があります。
みどりの窓口では、混雑する時間帯もあるので、余裕を持って行くことが重要です。
指定席券売機
指定席券売機で変更するには、乗車前である必要があります。
列車に乗り遅れた場合には、指定席券売機で変更はできず、「みどりの窓口」での対応となります。
それぞれ全て「同じ」である場合に限定されます
WEBで手続き
東海道山陽新幹線ではWEB上で購入できる乗車券「EX予約(エクスプレス予約)」であれば、WEB上から何度でも無料で変更ができます。
仕事で東京⇔大阪の移動が多い方であれば利用されてる方も多い券種。
時間変更不可の乗車券もある
ぷらっとこだまエコノミ―プラン | 一切変更不可 |
お先にトクだ値スペシャル | |
スーパー早得きっぷ | 通常はチケットの変更は不可
※予約した新幹線に遅れて乗り損ねた場合、乗車券は有効のため特急券購入で後続の新幹線に乗車することができます |
のぞみ早得往復切符 |
原則として変更不可
※帰りののぞみ号に乗り遅れた場合は、当日中であれば後続の自由席に乗車することができます
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新幹線の区間変更は1回に限りできる
「乗車前で有効期間内」という条件であれば、自由席・指定席どちらも1回に限り手数料無料で変更できます。
料金が不足している場合は、追加分を支払えばOKです。
それぞれ全て「同じ」である場合に限定されます
クレジットカード利用の場合は駅係員へ
クレジットカードで購入している場合、カード会社により扱いが異なるので駅員に相談してください。