上越新幹線の自由席は座れる?列車や区間によっては指定席が良い場合とは?
上越新幹線は他の新幹線と比べると、比較的空いてる部類の新幹線ではありますが、通勤需要が多いという特徴があります。
そんな上越新幹線の自由席に少しでも座る率を上げるにはどうすれば良いのか?ということで解説致します。
上越新幹線の自由席に座る確率を上げるには?
上越新幹線には2種類の列車が走ってます。
名称 | 運転区間 | 自由席号車 |
とき | 東京~新潟 | 1~3号車が自由席
※列車によって4~10号車が自由席の列車もある |
たにがわ | 東京~越後湯沢 | 1~7号車が自由席
※列車によって8~10号車が自由席の列車もある |
前提としてですが、上越新幹線の自由席に乗車する場合
- 遠方へ急ぐなら:ときを利用
- 近距離の利用なら:たにがわを利用
このように使い分けをし、近距離利用(東京~高崎・越後湯沢)なら「たにがわ」を選択すると比較的自由席に座れる率が上がります。
この他にも列車選びの他に、途中駅始発の列車も狙い目でもあります。
上越新幹線の途中駅発の列車
上越新幹線の区間は「東京~新潟」ですが、一部列車は途中駅始発の列車が設定されてます。
高崎駅 | たにがわ | 朝6・7時台(平日)に設定 |
越後湯沢駅 | 朝6・7時・9時・10時・11時・16時・19時に設定 |
全て「たにがわ」限定となりますが、通勤需要の多い高崎駅の早朝や、たにがわの始発駅の越後湯沢駅ですと、時間帯によっては始発列車を狙うことができます。
タイミングが合うのであれば、始発列車を狙うと座りやすいです。
臨時列車に乗る際には注意
上越新幹線でも時期によっては臨時列車の運行がありますが、2024年現在臨時列車はほぼ全車指定席の扱いとなる点に注意してください。
上越新幹線が混む区間
上越新幹線は高崎~東京間が通勤圏内となっており、高崎からの乗車の場合は朝方の東京方面が混み合います。
高崎であれば6~7時台に始発列車の設定があるので、会社に着くのがやや早くなることもありますが、混雑回避の手段として利用してみてください。
東京方面の混雑
「とき」は新潟県内では比較的座れる可能性が高いですが、高崎駅を境に混み合う傾向にあります。
ときは新潟始発で、高崎以遠でもお客さんを乗せてくるので、より混雑に拍車をかけます。
一方、たにがわ号は「越後湯沢始発」のため比較的空いており、1日を通して自由席でも窓側の座席に座れることが多いです。
高崎・新潟方面の混雑
通勤需要の多い高崎~上毛高原辺りまで混みあうことが多いです。
特に繁忙期ともなると、途中駅「上野・大宮」からの乗車の場合、自由席には座れない可能性が高いと思っていてよいです。
尚、たにがわであれば連休以外であれば、比較的空いてるので座れる率が上がります。
参考:上越新幹線が混む時間帯
- 朝8時前後
- 夕方17時前後
この時間帯は主に通勤需要での利用が多く、通勤圏内の高崎辺りまでは混み合う傾向にあります。
GWや年末年始など連休期間中となると状況は別で、早朝やお昼時間帯でも満席という状況はありますので、連休の利用の場合は事前に指定席を抑えるか、自由席車両の多い「たにがわ」を利用すると良いでしょう。
冬場は事情が異なる
上越新幹線はガーラ湯沢という駅直結のスキー場があるため、冬のスキーの時期となると東京から越後湯沢経由のガーラ湯沢まではスキー客で列車が混み合います。
- 多くの方が休みとなる土日
- 土曜の午前中のガーラ湯沢方面の列車
- 休日のガーラ湯沢発の東京方面の列車
などのタイミングが混み合いますが、元々たにがわ号の自由席の両数は多いため、越後湯沢辺りならば座れる率が高いです。
「とき・たにがわ」の自由席の両数は違う
上越新幹線は12両編成の車両ですが、自由席の両数がそれぞれ異なり「たにがわ」の方が自由席の車両数は増えます。
とき | 自由席:1~3号車(4~10号車が自由席の列車もある)
※平均して5号車までが自由席の場合が多い |
たにがわ | 自由席:1~7号車(8~10号車が自由席の列車もある) |
たにがわ号の自由席の両数が多いのは、運転区間が短く(東京~越後湯沢)近距離の通勤需要をカバーするものと思われます。
一方とき号は越後湯沢以遠の新潟までの運転となると、自由席よりも指定席の両数を多くして観光や出張利用の方の座席を確保する狙いもありそうです。