新幹線の座席番号は進行方向によって変化する法則を解説します
新幹線に乗車する時、座席番号と車両番号が割り振られてます。
これ、最初は困ります。進行方向のどっちが先頭なのか?が分かりづらいんですね。
ただ、これには決まり事があるので、それさえ覚えれば非常に簡単なんです。
この記事では、新幹線の車両番号と座席番号の法則を各新幹線毎に解説します。
新幹線の座席番号はどうなってる?
新幹線には各種路線がありますが、代表的な路線の「東海道山陽・東北北海道・上越・北陸・山形・秋田新幹線」を例に解説します。
まず新幹線の編成数は7両であったり、12両・16両と様々。
ここでどの新幹線は何両と覚える必要はなく、前提として基本だけ押さえておけば大丈夫です。
東北・秋田・山形・北陸・上越新幹線 | 東京側の車両の車両番号が一番小さい数字である |
東海道山陽新幹線 | 東京側の車両の車両番号が一番大きい数字である |
東北・秋田・山形・北陸・上越新幹線
北陸新幹線「はくたか」を例に解説しますが、以下の図をご覧ください。
引用元:JR東日本公式ページ
JR東日本の新幹線は、何両編成であろうと東京に向いた車両の車両番号が小さくなるということ。
東北新幹線と連結して走行する山形・秋田新幹線は7両編成ですが、7両+東北新幹線の車両10両の計17両で運転します。そのため、山形・秋田新幹線の車両番号は「東京側が11号車で、秋田・山形側が17号車」ということになります。
座席番号はどうなってる?
東北・秋田・山形・上越・北陸新幹線の場合、各車両の東京方面に向いた座席の番号が小さく・反対に東京と反対側(上越新幹線だと新潟側・東北新幹線だと盛岡側)の座席の番号が大きくなります。
なので、下り(東京から出発するとき)だと数字の大きい座席番号が進行方向の前になり、上り(東京へ向かって出発するとき)だと数字の小さい座席番号が進行方向の前ということになります。
東北・北海道・上越・北陸新幹線の座席配列は2列+3列
秋田・山形新幹線の座席配列は2席+2席
東海道山陽新幹線
東海道山陽新幹線は「東北北海道・秋田・山形・上越・北陸新幹線」と逆と覚えておけばOKです。
東京からの下り(東京から新大阪へ向かう)の車両番号が小さく(1号車)、反対に東京に向かう上り(新大阪から東京へ向かう)の車両番号が大きく(16号車)なるという逆の現象です。
引用元:JR東海公式ページ
東海道山陽新幹線の座席番号
これも同様に、各車両内の東京側の座席番号が大きくなり、反対に各車両の新大阪側の座席番号が小さくなるということです。
車両番号 | 鹿児島中央側の車両番号が小さく、新大阪側の車両番号が大きくなる |
各車両の座席番号 | 鹿児島中央側の座席番号が小さく、新大阪側の座席番号が大きくなる |
乗車するとき前後のドアどちらから乗る
予め座席指定してあれば、正直前後のドアどっちでもいいと思います。
初めから席を確保してある訳ですから、多少他の乗客と車内ですれ違いは生じますが、どちらでも問題ありません。
新幹線のドアの前後はどちらからも乗車でもいいのですが、一番注意したいのが「山形・秋田新幹線⇔東北新幹線」に乗車するとき。
基本「山形・秋田新幹線」は途中駅まで東北新幹線と連結して走行しますが、もし間違って乗った場合「本来は秋田新幹線に乗るハズが、東北新幹線の車両に乗った」等という場合。
これは車内で山形・秋田新幹線と東北新幹線間の行き来はできませんし、山形・秋田新幹線と連結して走行する東北新幹線にも自由席はありません。
ですので、秋田・山形新幹線、東北新幹線に乗る際には必ずどの車両なのか?確認してください。
参考までに各新幹線の外観は以下の通り。
東北新幹線:緑色の車体
山型新幹線:白い車体
引用元:JR東日本公式ページ