新幹線のデッキはどこ?具体的にどのような時に使うスペース?
携帯電話はデッキでお願いしますとか、デッキに立って移動というコトバを新幹線に乗る前に聞いたことがあるかもしれません。
この記事では新幹線のデッキとは具体的にどこを指すのか?またデッキはどのような時に使うのか?について解説します。
新幹線のデッキはどこ?
新幹線に乗車する際、駅で新幹線の扉が開いて1歩中に入るかと思います。
新幹線に入った所から、席が並ぶ客室を隔ててる扉までの間がデッキのスペースとなります。
これは在来線特急列車(JRの場合)も同様で、駅で乗車して客室を隔ててる扉までがデッキの範囲ということ。
デッキには何がある?
などなど、長距離利用の際に必須のものを備えたスペースがデッキということになります。
デッキは他に何に使う場所?
主なデッキの使い方としては、一番多い用途がトイレ、次に電話をするために使う場所でもあります。
また、繁忙期などは席が埋まってる時などには「デッキに立って移動」に使うこともあります。
デッキで電話する
新幹線やJRの特急に乗車すると必ずアナウンスされるのが、「携帯電話はデッキで。。。」というフレーズ。
デッキは客室よりもかなり音もウルサイのと、客室と隔てた扉で話し声は多少は客室内に入ってこないため、デッキであれば通話は許容されてます。
ですので、通話の際には必ずデッキで通話をするのが無用なトラブルを生み出さないためにも、デッキを利用すると良いです。
東海道新幹線の7号車(のぞみ・ひかり・こだま)はSwork車両といって、客室内で仕事をする前提で席を販売してます。
その為、客室内であっても控えめの声であれば通話は許容されてるという例外もあります。
尚、Swork車両利用の際にはEX予約、スマートEXなどから予約が必要です。
繁忙期限定で立つ場所
自由席車両は、満席だった場合にデッキで立って移動をする時に使います。
ただ、繁忙期の場合はデッキも含めて立つスペースがない、なんてことはザラにあります。
その際には、通常はダメですが指定席のデッキも例外的に立って良いとアナウンスをしていることもあります。
グリーン車・グランクラスのデッキ
ココは繁忙期であってもデッキで立って移動は不可です。
JR東日本のグランクラスやグリーン車は、車両の末端部にあるため、事前に予約している人のみデッキを含めて立ち入れるというルールがあります。
グリーン車・グランクラスは通常の指定券より高い値段である反面、ユッタリした座席と静かな空間がウリでもあります。
デッキで立つ時に必要な券もある
これは主にJR東日本の新幹線に該当することですが、
これらの列車は通年、全車両指定席として運用されてます。繁忙期で自由席がないからデッキに立つという手段が使えません。
となると、例外的に立席特急券というものが販売され「指定席のデッキに立てる」権利を確保できます。
ただ、座ることは空席があってもできませんので注意してください。
空席がある場合、車掌さんに座ってよいか判断を仰ぎ、座ってよいとの場合もあります。
ただ、あくまで空席である場合で、この先席の主が来たら席を明け渡す必要があります。
デッキで控えた方が良いこと
新幹線のデッキで座るは邪魔
いくら座る席がないから、といってデッキに座って通路を塞ぐのは通行する方の妨げになります。
また、
でもあり、基本的に人が通る場所です。
ですので疲れたから座るという行為は、他の人の通行の妨げとなるばかりか、無用なトラブルの元となります。
座りたいならば、始発駅で自由席を待つなどの対策も必要かと思います。
デッキで飲食は止めた方が良い
デッキに長時間いて、少し喉が渇いたから水やお茶を飲む・お腹が空いたからサンドイッチやお握りを食べる程度なら問題ありません。
ただ、アルコールを含む飲み物を飲みだしたり、スグに片づけられないお弁当を広げてというのは止めた方が良いでしょう。
お酒を飲んだり、スグに片づけられないお弁当を食べていて、途中駅に停車した場合でも、場合によっては降りる方の妨げとなるのは避けたいところです。
荷物はコンパクトにすること
大型スーツケースにベビーカー、と状況によっては荷物が多いかもしれません。
ただ、荷物は可能な限り畳むなりコンパクトにしておく必要はあります。
デッキはあくまで人が移動するのが前提の場所で、あくまで混雑時に限定的に立つ場所であって、立つ方が優先ではありません。