新幹線の荷物置き場は勝手に使うのはダメなの?列車毎に解説

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新幹線に乗車する際に大型荷物がある、となると困りますよね。

その場合の手段として、座席前や収納棚に置く方法もありますが、大きさによっては収まらないケースもでてきます。

となるとドコに置く?で困りますが、最近の新幹線は大型荷物専用スペースがあるのでそこを利用できます。

ただ、この大型荷物専用スペースは列車によっては勝手に使えないものも存在しますので、注意点なども併せて解説します。

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新幹線の荷物置き場を勝手に使うことはできる?

新幹線で荷物を置く場所は主に4か所


  • 荷棚の上
  • 座席の前
  • 座席の下
  • 大型荷物専用スペース

  • の4か所ですが、結論からお伝えすると東海道山陽・九州新幹線の指定席・グリーン車の大型荷物専用スペース以外であれば自由に使うことが可能。

    新幹線でスーツケースを置ける場所

    新幹線では徐々に荷物置き場が設置されてます。

    スーツケースを置ける場所としては、


  • 荷棚の上
  • 座席の前
  • 座席の下
  • 大型荷物専用スペース

  • これらの場所に置くことが可能。

    荷棚の上

    一番ベタな手段といえます。座席上の荷棚の上であれば3辺の合計が160cm以内であれば収まります。

    参考

    機内に持ち込み可能なサイズ程度であれば収まると思っていて大丈夫です。

    但し、3名掛けの座席の方全員が荷棚に収納しようとすると当然収まりませんが、そのような状況はあまり発生しません。

    もし、そのような状況が発生した場合は車掌に相談して別の位置に収めるか、座席の前におく等の必要がでてきます。

    座席の前


    新幹線のシートピッチはおおよそ、1050mmでシートの前後幅は550mm。

    機内持ち込み可能なサイズ「3辺の合計が120cm(40×25×55cm)」の荷物であれば置けますが、かなり狭くなります点があるのと、大きさによっては前の席のリクライニングやテーブルの使用に支障が出る可能性があります。

    また、通路側の座席に乗車した場合などは、窓側の方がトイレに行く際に都度どける手間が発生しますので、できれば窓側の座席に座ったときで、かつ3辺の合計が120cm(40×25×55cm)以下の荷物に留めておきましょう。

    座席の下

    自分の座席の前の座席の下に収納する方法もありますが、これは相当コンパクトサイズな場合に限ります。

    新幹線のシート
  • 横幅:43cm程
  • 高さ:40~44cm程
  • 前後は多少自分の足元にはみ出ると仮定し、横幅と高さが上記の幅に収まる超コンパクトサイズの大きさであれば座席下に収納する方法もありでしょう。

    座席下に収まるのであれば、前の方もリクライニングを倒せますし、また自分の座席でテーブルを使う余裕も生まれます。

    大型荷物置き場

    新幹線は荷物棚の他に、大型スーツケースを置ける専用の荷物置き場が設置されている場合もあります。

    各新幹線の大型荷物置き場
    東北・北海道新幹線:H5系 全号車に設置
    東北・北海道新幹線:E5系
    上越・北陸新幹線:E7/W7系
    秋田新幹線:E6系
    山形新幹線:E3系 11・14~17号車に設置
    北陸・東北新幹線:E2系 10号車を除く全号車に設置
    東海道新幹線 進行方向車両最後尾の座席後ろ
    山陽新幹線
    九州新幹線
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    東北・北海道・山形・秋田・上越・北陸新幹線の荷物置き場を利用

    これらの荷物置き場は客室内やデッキスペースに設けられており、自由に利用可能です。

    とはいえ、盗難が心配という場合もあるでしょう。その場合にはチェーンなどを用意して施錠することもできます。

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    但し自由に利用可能なため、後から乗車した場合には埋まってる可能性がある点には注意してください。

    東海道山陽・九州新幹線の大型荷物スペースを利用

    東海道山陽・九州新幹線の場合は少し事情が異なります。

    ①:車両後方の特大荷物スペース置く
    ②:デッキの特大荷物スペースに置く

    の2通りの方法があります。

    車両後方の特大荷物スペース置く

    東海道山陽・九州新幹線の場合、進行方向の車両最後尾にある座席の後ろはスペースがあります。

    進行方向最後尾の座席の後ろは「特大荷物スペースつき座席」として事前予約が必要なサービスですが、このサービスを利用すれば大型荷物がある場合であっても、特大荷物付きスペースを利用することで解決できます。

    特大荷物スペース利用する時

    自由席以外の指定席・グリーン車で提供中で、利用には事前に予約が必要。

    座席を指定した時に、同時に特大荷物スペースを利用する旨を伝えればOKです。

    追加料金 不要
    予約なしで特大荷物を持ち込んだ場合 1,000円徴収され、車掌から特定の場所に置く必要がでてくる
    置ける荷物の大きさ 3辺の合計が250cm以内
    デッキの特大荷物スペースに置く
    新たに設置されているデッキにある特大荷物専用スペースのこと。

    コチラも事前予約が必須ですが、車両ではなくデッキに置くことができるというもの。

    デッキの特大荷物スペース利用する時
    追加料金 不要
    予約なしで特大荷物を持ち込んだ場合 1,000円徴収され、車掌から特定の場所に置く必要がでてくる
    置ける荷物の大きさ 上段:3辺の長さ(80cm以内×60cm以内×50cm以内)

    下段:3辺の長さ(80cm以内×60cm以内×40cm以内)

    参考新たに設置されてる荷物スペースのセキュリティ対策ですが、こちらは予約した方だけが知ることができる番号で施錠できる鍵と、カードで施錠するワイヤー式の鍵の2重セキュリティ付きです。

    特大荷物コーナーつき座席の予約方法


  • 駅の窓口
  • 指定席券売機
  • ネット予約

  • 通常の予約と同じで、予約時に特大荷物座席が空いていれば選択することができます。

    詳しい予約方法や、セキュリティの使い方はJR東海公式ページに記載がありますので確認してください。

    予約をせずに大型荷物を持ち込むとどうなる?

    3辺の合計が160cmを超える荷物を持ち込んだ場合


  • 1,000円の料金を車内で払う必要がある
  • 車掌が指定した場所に置く必要がある

  • ということ。

    3辺の合計が160cmとはどの位?

    ザックリとした解説で恐縮ですが、だいたい90L程度までのスーツケースならギリ行ける範囲。

    ただ、100Lを超えた場合には特大荷物スペースの予約をした方が無難でしょう。

    参考

    3辺の合計が160cm超えてないと、特大荷物スペースを使用してはいけないのか?というとNO。

    160cm以下でも利用は可能です。

    新幹線でスーツケースを置かない方がいい場所

    幾ら荷物が多かったり、置く収納場所がないからといっても置かない方がいい場所があります。

    当たり前ですが


  • 通路
  • デッキ

  • 当たり前のことですが、通路は他の乗客や乗務員が通りますし、荷物を置くと妨げになる点。

    デッキも同様の理由+自分の手元にないため、盗難の可能性が上がる理由です。

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    どうしても置く場所がないという場合には乗務員に相談するようにしましょう。

    新幹線に持ち込める荷物の上限は?

    サイズ 3辺の合計が250cm以内(長さは上限が2m)
    重さ 30kg以内
    個数 2個まで
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