新幹線は何分前から乗れる?時期や列車別に徹底解説
新幹線に乗る場合「何分前から乗れるのだろうか?」そんな疑問を持ったこともあるかもしれません。
そこで、この記事では
- 新幹線の自由席に乗るなら何分前から並べばいいのか?
- 指定席の場合は何分前から並べばいいのか?
- 新幹線がホームに入る時刻
- 新幹線に乗る前にチェックしておきたい4つのポイント
についてお伝えします。
新幹線は発車の30秒~15分前に乗れる
乗車駅や列車の種類によって異なってきますが、おおよそ30秒~15分前から乗れます。
詳しく解説します。
始発駅から乗車
- 東京
- 新潟
- 盛岡
- 仙台
- 新青森
- 長野
- 敦賀
- 新大阪
- 名古屋
- 新函館北斗
- 広島
- 岡山
- 博多
- 鹿児島中央
など、新幹線の始発駅の場合には出発の5分~15分前からの乗車ができます。
とはいえ、この5分~15分の違いというのは何なのか?というと折り返し列車か、若しくは回送列車として入線したか?の違い。
折り返し列車
例えば東京駅の場合、お客さんを乗せて東京駅に到着し、乗客を降ろした後に車内清掃をします。
車内清掃には一定の時間がかかるため、清掃終了後に乗車となると出発の5~7分前から乗車ができます。
車庫から出庫してきた列車
東京駅や新大阪駅など、列車によっては回送として入線し、営業列車となる列車もあります。
回送として入線した列車は既に車内清掃を終えてますので、この場合は15分ほど前から乗車することができます。
関連記事:新幹線の乗り方完全ガイド!初心者でも迷わず乗れる方法途中駅から乗車
一般的に新幹線の停車時間は1分~6分前後と短いです。
通過待ちをする列車 | 3~6分の停車時間 |
通過待ちをしない列車 | 1~2分の停車時間 |
新幹線でも列車の運行本数が特に多い「東海道山陽新幹線や東北新幹線」の場合、速い列車を先に行かすために各駅停車タイプの新幹線は通過待ちをすることがあります。
通過待ちの場合だと1つの駅で1本~2本程の通過待ちをして出発しますので、大体停車時間が3分~6分前後になります。
途中駅:出発1分~6分前乗車ができる
新幹線の自由席に乗るなら何分前から並ぶ?
繁忙期なら40~50分前
GW・お盆・年末年始など人の移動が多い時期に自由席で座っていきたいならば、40分~50分前に並ぶようにしてください。
TVなどで繁忙期の映像を映し出していることも多いと思いますが、繁忙期には人が集中するので、15分~20分前に並んだのでは座れない可能性すら出てきます。
自由席車両のない新幹線
東北新幹線 | はやぶさ | 自由席なし |
はやて | ||
秋田新幹線 | こまち | |
山形新幹線 | つばさ | |
北陸新幹線 | かがやき | |
東海道山陽新幹線 | のぞみ | ※繁忙期のみ自由席なし |
全車指定席の列車に指定券なしで乗る場合
- 東北新幹線「はやぶさ・はやて」
- 秋田新幹線「こまち」
- 山形新幹線「つばさ」
- 北陸新幹線「かがやき」
この5列車は常に指定席しかありません。そして指定席が完売して満席になったときに立席特急券というものが発売されます。
立席特急券
料金 | 指定席料金から530円引いた金額 |
立つことができる場所 | デッキ |
立席特急券は立ったままというのが基本条件なので、どの列車に乗ってもいいものか?と勘違いしがちですが、乗る列車は指定されてますので注意してください。
のぞみは通常1~3号車が自由席ですが、GW・お盆・年末年始など繁忙期は自由席がなくなります。
のぞみの場合、指定席で予約をしてなければ、自由席特急券だけで「デッキに立つこと」が可能。
通常の時期なら15分前
自由席乗車でも繁忙期以外の時期であれば、出発の15分~20分程前に並んでいればほぼ座ることができます。
但し、連休前の夜や土日祝などは多少混雑が予想されますので、20~25分程前に並ぶと良いでしょう。
関連記事:金曜日の夜に新幹線に乗りたいのだが、座れる?途中駅から乗るならどうする?
新幹線に途中駅から自由席に乗るなら、早めに並んだところでその列車の自由席に空席があるかどうか?は分かりません。
その時その時の状況により異なりますので、一人ならまだしも、複数人数だと隣同士の席にならない可能性がでてきます。
- 人気のないB席を狙う
- 各駅停車タイプの新幹線を選ぶ
特に新幹線のB席は両隣が人に挟まれるため、不人気の席。途中駅から乗る場合には正直席を選んでられない可能性もあることを頭の片隅に入れておいてください。
指定席の場合は何分前に並ぶ?
ここまでは自由席に乗る場合に何分前に並ぶか?お伝えしてきましたが、指定席で予め席を確保してあるなら別です。
繁忙期の大規模な駅「東京・新大阪・博多」などは、列車本数も多く、予約した列車のホームを探すのに時間がかかる可能性があります。
指定席を確保してあっても、繁忙期にはせめて出発の10分前にホームに着くようにすると安心です。
乗車前に確認しておくこと
新幹線に乗る前には次の4つの準備と確認をしておきましょう。
- 新幹線乗車券
- 発車ホーム
- 乗り継ぎ時間
- 車両編成
新幹線乗車券
新幹線乗車には通常の切符のほかに特急券が必要になります。
まずは新幹線に乗る前に乗車券・特急券を持ってるか?確認しましょう。
自由席特急券 | 自由席車両であれば好きな席に座れる特急券 |
指定席特急券 | 座る席が予め指定された特急券 |
グリーン特急券 | グレードの高い席が予め指定された特急券 |
グランクラス特急券 | ハイグレードな席が予め指定された特急券 |
特に繁忙期などは新幹線のきっぷを購入するまでに時間がかかるケースも出てきますので、早め早めに入手するようにしてください。
尚、きっぷは出発1か月前の午前10時から購入できます。
新幹線切符は出発何分前まで買える?
- 紙の切符「出発6分前」
- eチケット「出発4分前」
新幹線のきっぷは飛行機と違ってギリギリまで購入ができます。
乗車ホーム
規模の大きい駅「東京駅・新大阪駅・博多駅」など、発着の多い駅は行先も多数あります。
特にJR東日本の東京駅などは、東北・山形・秋田・上越・北陸新幹線がひっきりなしに出発しますので、混雑時に自由席移動をするのであればお時間に余裕を持ってホームに着くようにしてください。
新幹線は何分前から改札に入れる?
在来線と同じくいつからでも入れます。
参考駅構内のお店だけを利用するには入場券が必要になりますが、入場券の場合は2時間の制限があります
乗り継ぎ時間
新幹線に乗車する場合、同じJR同士とはいえ「在来線⇔新幹線」を行き来するのに一度新幹線改札を通る必要があります。
また、駅の規模が大きい場合、乗り換えだけで10分かかる場合もありますので、乗り継ぎには時間がかかるものと思っていた方が穏やかに過ごせますよ。
車両編成
時期によっては変更がありますが、以下場所が基本的な自由席車両の位置です。
東海道新幹線 | のぞみ | 1~3号車 |
ひかり | 1~5号車 | |
こだま | 1~6・13~16号車 | |
東北新幹線 | やまびこ | 1~5号車 |
なすの | 1~8号車
※12~17号車 |
|
上越新幹線 | とき | 1~5号車 |
たにがわ | 1~5号車 | |
長野新幹線 | あさま | 1~5号車 |
北陸新幹線 | はくたか | 1~4号車 |
つるぎ | 1・2号車 | |
九州新幹線 | みずほ | 1~3号車 |
さくら | 1~3号車 | |
つばめ | 1~3号車 | |
※列車によっては自由席車両の位置が変更になる可能性はあります |
駅に行けば電光掲示板に自由席車両の位置が表示されてますので、駅でもいま一度確認してください。
乗り遅れないようにダイヤを確認
新幹線は乗り遅れたら基本は待ちません。
なので新幹線の駅には早め早めの到着を目指してください。
乗り遅れたらどうなる?
自由席 | その日のうちならいつでも後続の自由席に乗れる |
指定席 | 後続の自由席に乗れる |
自由席であれば乗る列車が指定されないので、後続列車に乗ればいいだけです。
そして指定席の場合、乗り遅れた場合「その日の内であれば後続列車の自由席に乗れる」という救済措置があります。
改札内滞在時間が多い場合は注意すべし
新幹線乗車で自由席で座席を確保したい場合、ホームに早めに到着する場合も多いでしょう。その行動自体何ら問題はありません。
ただ、新幹線の改札に入場した時刻と新幹線改札から出場した時刻にあまりに乖離がある場合は要注意です。
乗車券の区間に対して降車駅での改札通過が時間経過しすぎると、自動改札を通れず、有人改札を案内されることもあります。
- 東京~新大阪間は2時間30分程度+列車待ちで50分としても、3時間30分程度
- 東京~新大阪間をこだまで移動すると大体4時間ちょっと
ただ、これが7時間とか8時間ともなると「不正乗車」の可能性を疑われ、場合によっては改札が開かない場合もあります。
その場合は有人改札を通過することになりますので注意してください。
とはいえ、東京駅や品川駅はエキナカにさまざまなキャフェや土産店などがあり、どうしても時間が過ぎ去ってしまいます。
新幹線乗車前には、あまりに時間が経過し過ぎた場合には自動改札で引っかかる可能性が上がると頭の片隅にいれておいてください。